まあ子のブログ

中国語、中華ドラマと映画、中華のレトロなデザインも好き。

【中国映画名作】もう1度見たい「さらば、わが愛」霸王别姬

京劇の女形

はじめに

今日はタイトルの通り、「さらば、わが愛」について投稿する。

1990年代に放映された映画で、中国映画の名作の1つだと思う。上映時間が3時間ちかい映画だが、場面が切り替わる毎に時代も映画の雰囲気も変わるため、見ていて飽きない映画である。内容としては京剧(京劇きょうげき)と呼ばれる中国の伝統芸能を演じる2人の半生を描いた物語だ。

中国文化と歴史が垣間見える

物語りは親に捨てられ京劇演者養成所(?)に連れられる主人公の小さい頃の話から始まる。そこで知り合った少年と切磋琢磨して京劇の演者としての道を歩んでいく。文化大革命の時期等時代の荒波にもまれつつ、好きな人を慕いながら、演者として生き続けた様が心を打たれる。その役を演じたレスリーチャン(张国荣)は妖艶な京劇の女形を演じることで映画の魅力をさらに際立たせていたと思う。

前半は京劇演者になるまでの成長記録

けいこ場での訓練は非常に過酷であるが、主人公が自分自身と性と何度も葛藤しながら、最終的に京劇の女形として一皮むけたシーンは感動的である。セリフを何度も繰り返して言うので覚えてしまいそうだが、私は今思い出せてない。(笑)是非映画を見て、京劇演者として大成していく様子を見てみてほしい。

最後に

映画の中には痛々しいシーンや、人間の醜い部分が出てくるシーンがあるため、面白い映画だが気軽に見れる映画ではないかなというのが個人的な感想である。ただし、考えさせられるという意味で繰り返し見て楽しむことができる映画だと思う。また、主要人物が3人いるのだが、友達と一緒に見てどの人が推しか論じてみるのもまた楽しいと思う。書いてたらまた見たくなってきたな。今度また見たい。今日はこのへんで!