はじめに
極度の潔癖症であるバオバオと、明るく音楽好きなウェンナウアン。
アクシデントをきっかけに性格の全く違う二人が出会い、二人で曲のコンテストで優勝を目指すというドタバタラブコメディ映画。
お互い歩みよっていく姿が素敵。
二人は出会い、起死回生というグループ名を結成して、コンテストに出ることになる。
極度の潔癖症であるバオバオが治したいと思いながらもなかなか踏み切れず、拒みながらも少しずつ克服していく姿。一方で潔癖症であるバオバオのこだわりに呆れながらもこだわりに合わせて、物を配置しようとする優しさを見せるウェンナウアン。二人が少しずつあゆみより支えあっていく姿が、物語を通しても、映画中の中の置物を通してもわかる。
色彩豊かな美術
二人が出会って直後、ウェンナウアンはバオバオを自分の家に呼び出す。
路地裏のようなアングラな場所。近くには駄菓子屋、走り回る子供、手を取って踊りあう老夫婦、温かい空間に近づいているという表現が映像を通してもすごく伝わって、思わずこんな場所に行ってみたいと思わる温かさ、さすがウェンナウアン。
潔癖症を克服するために参加したカラーラン、驚異の身体能力を見せてカラーランを走りぬくバオバオに度肝抜く。映像としてもきれい。最後のサプライズは心臓に悪いんじゃないかと心配になってしまうが、、
曲の種類も豊か
ラップ調、バラード、中国伝統芸能を混ぜ合わせた終始にぎやかな映画だった。
音楽に詳しくないが、出てきている音楽の種類は多いように思った。音楽に詳しい人が聞いたらどんな風に受け取るんだろうか。フラットに音楽を楽しみたい人にはとってもいいかもしれない。
まとめ
色彩の豊かさやミュージカル風なところはなんだか、ラ・ラ・ランドを彷彿とさせる。色彩のきれいさは本当に素敵だった。ここ最近で見た邦画含めた映画の中でもこの映画の美術がすごくすごく素敵だった。若干誇張表現を感じたものの、エンターテイメントなので全然割り切れる。家族愛をテーマにしていて、涙なしは見れないと思います。
設定が極端だなと思うことはあるけれど、コメディでエンターテーメントだと思ったら全然割り切れる。ぜひ音楽と色彩、そして映画の中の暖かさを感じてほしい。