まあ子のブログ

中国旅行、ドラマと映画、中華のレトロなデザインも好き。ほぼひとりごとです。細く長く続けていきたい。

【香港コメディーアクション映画】「プロジェクトA」を見たので、魅力を備忘録する

映画に出てきたまさに海賊っぽい樽
広東語はどのように書くのか不明...(笑)

香港映画ということで、友達の薦めもあり、初めて「プロジェクトA」を見た。

結論から言うと、非常におもしろかった。1980年代に公開された作品のため、映像自体は古かったが、めちゃくちゃ楽しむことができた。実はジャッキー・チェンの作品を見たのは初めてで、両親の世代では非常に有名な人だったという印象だった。観た後に調べて分かったのだけれども今も自身が監督や演者として挑戦し続けており、長く愛され続けているのは本当にすごいなと思った。

ということで、映画の魅力的だった点について備忘録としてまとめていきたい。

 

洋画とは違った異国情緒があった

映画の舞台は香港で、簡単に言うと海上警備隊に務める主人公が海賊を対峙するという映画である。香港に行ったことがないので、香港の文化について今も昔も体感はしていないので、比較対象があるわけではない。ただイギリス統治下にあったためか、服装や建物が中国大陸とは違い、洋風と中華が混在していた。例えば、服装はチャイナドレスと洋装の人が居て、香港の文化を感じることができた。ただ、映画の中の服装が当時の服装では当たり前だったのか、もしくは当時としても少し違和感のある(古い?)描かかれ方だったのかどちらだったんだろうなという疑問は感じた。

アクションが良かった

ジャッキーがアクション俳優として有名なことは知っていたが、本当に面白かった。アクション映画は最近のCGを駆使している映画しか知らないので、生身の人間がこんな体当たりでアクションを行っているというのは初めて見たかもしれない。単純な1対1の戦いだけではなく、大乱闘の中ですら絶妙なテンポの良さがあり、ある意味芸術作品のような美しさを感じて、変に感動をしてしまった。加えて、人間がこんなにも体を張って演技ができるのだな(ジャッキーが特別なのもかもしれないが...)と人間の逞しさみたいなものも感じた。2階から自転車で飛び降りたりするシーンがあったが、ワイヤーアクションとかこの頃あったんだろうか。

出演者のキャラクタも非常に魅力的だった

出演者のキャラクターも魅力的だった。ジャッキーと喧嘩をした陸上警備隊の隊員も最初は憎たらしいお坊ちゃまのように見えていたが、途中から真面目ないじられキャラとして開花しているように個人的には思った。サモ・ハンも前作からの腐れ縁でつながっているようで、いがみ合いながらもいざとなった時は助けてくれる情に厚いキャラでこれまた非常に魅力的だった。

コメディーアクションで全体的にひょうきんな映画

アクションでコメディーというと、もはやアニメでしかあまり見ないような気がしているが、その2点を両立させていた。人間離れした驚異の身体能力で、少しひょうきんな主人公が喧嘩の最中に笑いを織り交ぜてくるあたりがアニメばり娯楽かと勘違いさせた。今でこそ、CGやアクションアニメはたくさんあるけれども、生身の人間がアクションで笑わせるというのは今でもあまりないコンテンツなのじゃないかと思う。まして、当時はなおさらなのではないかと思った次第である。

コメディー部分も非常にわかりやすく、喧嘩のシーンはあるものの、そこまで悲惨な場面はないのでファミリーで見ても問題なさそうな映画だなと思った。

最後に

思ったことをざっくばらんに記載した。また他のジャッキーの映画も見たいと思った。

唯一残念だったのは字幕で見れなかったことだ。今度は広東語ので見てみたい。また違った感想を持ちそう。